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2003年8月16日(土)
愛知県社会福祉会館にて
参加者24名

今年度2回目となる研修会が、お盆休みの最中8月16日に開催されました。
今回は「指導員自らを知る」という、ドキドキするようなテーマ。
6月の県大会の時に行った“アンケート調査結果”の報告をさせていただき、その後参加者の皆さんから

@アンケート調査結果の感想 
A私の行ったよい対応


について、それぞれ意見交換をしました。

アンケート内容   アンケート調査結果


@アンケート調査結果の感想

まずはアンケートの結果を見て感じたことを、参加者の人に語っていただきました。

「競技場所に椅子はあるが、召集場所にはない。なるべく座って待ってもらうよういはしているが、椅子があったほうがよい」

「だらだらしていたりすると、遊んでいると思われるようだ。てきぱきとふるまうことが大事なのでは」

「指導員の役割とひとくちに言っても、いろいろな部署がありいろいろな役割があるんだなと思った」

「競技者や家族は、記録が早く知りたいのだから、記録の速い書き方を工夫しないといけないなと思った」

「受付や召集で、1人1人に声をかけていて、いい対応だなと思っていたら、やはりアンケートにもそれが書かれていた。よい対応をすることは当たり前。これを続けないと」

「苦情が出たことにはすぐ改善策を考えよう」

「こんなに大勢の競技者を受入れて大会を運営している指導者協議会は、他にはなかなかないと思う。誇りをもっていい」


「アンケート結果には、競技そのものに対しての感想よりも、それ以外のことについての感想が多い。『障害者スポーツ』ならではのアンケート結果だなと思った」


A私の行ったよい対応

後半は、みなさんに「自分のやったよい対応」について、出していただきました。
この「よい対応」とはもちろん、自己評価です。
でも自己評価ができるということが、大切なこと、次の機会につながることだと考えます。
研修会に参加できなかった方も、「あなたが行ったよい対応」について考えてみてはいかがでしょう。

「笑顔が大事。競技者だけでなく、ボーイスカウトやボランティアにも笑顔で接する!」

「挨拶をしっかりする。入場するとき、激励の声をかける」

「アンケートに書かれている要望に、必ずしも全て対応できるわけではない。例えば『駐車場に着く前にバスから降りたほうが距離的に近い』と言われても、混雑している受付前よりは駐車場で降りてもらったほうが安全。安全第一に考えて対応している。その代わりと言ってはなんだが、バスから降りてきた人には一生懸命挨拶をするように心がけている」

「砲丸の重さについて『どうして自分はもっと軽いのでやれないのか』という苦情に対して、丁寧に説明をした」

「場の雰囲気を和ますように心がけている」

「当日までによくプログラムを読みこんで、どういう障害の人がいるのかを把握しておいた」

「笑顔を求められる部署ではニコニコすればよいが、部署によってはあえて気難しい顔をすることが必要なときもあると思う」



 まとめ

<提案>

 項目によって「指導員一人一人が気をつけるべきこと」「競技委員会に検討課題として要望すること」「事務局(センター)に検討課題として要望すること」「それ以外(対応できないこと)」に分けて、要望すべき項目は要望してはどうか?

指導員ひとり一人が気をつけるべきこと

笑顔、挨拶

事前の準備(ルール確認、自分の役割の動き方確認、どのような障害の人がいるかの確認)

「威圧的」にならずに親切に

競技委員会

召集場所は本当にABと分けられないかどうかの検討

スラロームの雷管の位置について

インタビュー・放送要員の確保

事務局

トイレの表示を増やす

禁煙の表示を増やす

「観覧席入り口」の表示を作る

ゼッケンの文字を太く見やすくするための方法についての検討

対応できないこと

アトラクション?(でも、速報、新聞とか、何かできることはあるかも・・・)

バスから降りる場所は安全を重視すると現在のままでいいのではないか?




       研修委員竹内より
       アンケート調査の報告




       参加されたみなさん

ディスカッションを終えて・・・

大会当日は、自分の役割に一生懸命で、自分の対応を省みたり、他の指導員の対応を学んだりすることもなく、慌しく終わってしまうことが多いと思います。今回のディスカッションでは、アンケート結果をふまえて反省するべきこともありましたが、「けっこうみんないい対応をしているのだな」「自分もいい仕事ができているな」と思った人も多いのではないでしょうか。
ひとくちに「よい対応」と言っても、1人1人具体的に話してもらうと「その人らしさ」や「その人が置かれた立場や状況」を抜きにしては語れません。そういう意味では、「よい対応にマニュアルはない」「その人が、その場で、その瞬間に判断して、後で理由を説明できるように行動することが大事」と言えるのかもしれません。そのような判断と行動がとっさにできるような「目」や「心」を磨いておくことが、指導員に求められていることだと言えるかもしれません。



アンケート結果を見ても、研修会参加者の語った「よい対応」を聞いても、やはり、「競技」そのものよりも「その周辺」に関することが多い。我々がかかわっているこの大会はやはり「『障害者』スポーツ=「『福祉』スポーツ」としての性格が強く、それに応じた対応が求められていると言えるだろう。

この大会は、選手が主役であり、他の関係者は選手をサポートする・・・と思われがちであるが、家族や施設・学校関係者は勿論のこと我々競技役員を含めた各種のボランティア、福祉行政の担当者の全てが、主役の大会であると思う。共生社会の1つのモデルとして役割を担っている。
さらには、おそらく大変な迷惑をかけている地元の方々や、一般県民の方々も主役として参加できる大会の開催を夢見るのは、参加者全てに共通するものではないだろうか?


以上の報告は8月16日に行われた研修会の記録を研修委員竹内がとりまとめたものを参考に、榊原がホームページ用に改編したものです。
内容の責任は愛知県障害者スポーツ指導者協議会、会長、顧問、研修委員長(榊原)に帰属します。


研修会に参加されたひとびと
木村美和子 畠山 進 榊 佳恵 阿部純一 竹原敏勝 前川保夫
上原子昭三 本田武英 川村貞章 高井健二 森田幸和 笠井尋子
佐藤徳行 伊吹 勇 根岸保重 石川昇一 古田 学 吉田正人
筒井恵二 森長研治 佐藤廣光 三品保典 竹内元子 榊原由起


2003年度第1回研修会「新障害者プランと障害者スポーツの支援」へ